敬語くんはお客様への案内資料をイラスト入りで作りました。「そうだ! 質問があるかもしれないから電話番号とメールアドレスも載せておこう!」
そして案内資料の最後に以下のような1行を書きました。これって正しい?

「お問合せ先は…」

「問合せ先は…」が正しい書き方です。「問合せ先」はこちらの部署だから「お」はつけられません。「お問い合わせは…」の時は相手の行為なので「お」をつけます。

資料を送った相手に対し、翌日電話で次のように聞きました。啓吾くんの敬語は正しいでしょうか?

啓吾くん「ところで昨日の資料はご覧いただけましたでしょうか。」

「ご覧くださいましたでしょうか。」が適切な言い方です。「いただく」は「もらう」の謙譲語です。

応接室へお客様をご案内したところ、遅れてくる方がいるそうです。さて、その遅れたお客様が15分ほどして到着したため、応接室へご案内して、応接室のドアをあけて次のように言いました。
啓吾くんの敬語は正しいでしょうか?

トントン(ノックの音)
啓吾くん「お見えになられました。」

「お見えになりました。」が正しい言い方です。「お見えになる」だけで「来る」の尊敬語です。

A社を訪問した啓吾くん。帰ろうとしたところ、親切な申し出が……。さて、啓吾くんが話している敬語は正しいでしょうか?

山田さん「私は車できているのでお送りしましょう。」
啓吾くん「いえいえ、とんでもないことでございます。」

「いえいえ、とんでもございません。」は普段、何気なく使ってしまう言葉なのですが、実は間違った日本語なのです。「とんでもない」は一つの形容詞で、一部だけを「ありません」「ございません」に置き換えることはできません。
啓吾くんは適切な敬語を使っています。

以下のシーンで啓吾くんが話している敬語は正しいでしょうか?

(電話で)
山田さん 「A社の山田ですが、佐藤さんはいらっしゃいますか?」
啓吾くん 「申し訳ありませんが、お声が小さく聞き取れません。」

「少々電話が遠いのですが。」が適切な言い方です。
「お聞きすることができません」でも、間違っています。相手のせいにするのを避けるため、電話のせいにしてしまうのです。