白くて小さくて冷たい手,走っても走っても、月島の手は冷たいままで。だから俺は早く暖めてやらないと内心焦りまくっていて、転ばないように、離さないように、一緒に……
多分俺は一生作り続けるんだ。それが無駄なことと知りつつも……好きなのだ、それ以上でも、それ以下でもなく、ただ本当に、心から、どうしようもなくあいつのことが……残るのは、後悔と回顧と、いまだ溢れる恋慕の情と、夏草の匂い、白雲の風……幾年経ても、私は、一人。